特定非営利活動法人日本小児ウイルス性肝炎研究所

特定非営利活動法人日本小児ウイルス性肝炎研究所は、2016年8月1日に設立されたNPO法人です。この法人の目的は、小児期から20～30代の肝炎ウイルスのキャリア（持続感染者）に対して、全国の小児科あるいは内科の医師に対して最新の情報を提供し、慢性ウイルス性肝炎疾患（肝硬変・肝細胞がん）の予防と治療のレベル向上を促すことです。また、対象患者が定期的に医療機関を受診することの重要性についての啓蒙活動も行っており、肝炎ウイルス持続感染による肝硬変や肝細胞がんの早期発見により、救命率を向上させることを目指しています。さらに、新生児期から乳幼児期の感染による次世代への感染の連鎖を断ち切るために、B型肝炎ワクチンの普及に努めるとともに、中学から高校の女性を対象にC型肝炎ウイルスの排除を目的とする治療の普及にも貢献しています。特定非営利活動法人日本小児ウイルス性肝炎研究所は、肝炎に関する情報の提供と啓発活動を通じて、肝炎患者の生活の質の向上や健康増進を目指しています。