特定非営利活動法人CASP Japan

特定非営利活動法人CASP Japanは、2017年7月13日に設立された組織です。この法人の目的は、イギリスの団体であるCASP（Critical Appraisal Skills Programme）の目的と同じです。CASPは、英国オックスフォードでの市民のための健康支援活動（PHRU：Public Health Resource Unit）の一部として始まった活動です。CASPの理念と活動を国際的に広げることを目的にしたネットワークがCASP internationalであり、CASP JapanはCASP internationalの支援を受けながら日本を対象に活動しています。 CASP活動の対象者は、CASP UKによると、「CASPは、臨床研究のエビデンスを仕事で実践しようとする人、仕事や個人的な判断に使おうとする人、政策やガイドラインの決定に使おうとする人を対象としている（翻訳 髙垣伸匡）」とされています。つまり、医療や保健の現場で医療的な判断を下す職種だけでなく、その判断に関わるすべての人（患者本人、家族や患者の支援者など）が、医療的判断の根拠となった情報を理解して判断し、行動できるように支援することがCASP活動の目的です。そして、それはそのままCASP Japanの目的でもあります。