RPAとは?


執筆者:SHIMA

公開日:2020/06/03

最終編集日:2020/06/03




近年、RPAという言葉を耳にすることが多くなりました。


RPAを用いることで毎日繰り返し行われる煩雑な業務を自動化することができます。


この記事では、RPAを導入して自社の働き方を改革したいと考えている方に向けて、RPAの概要や強み、導入に際してのコストから導入方法まで説明していきます。


RPAとは


RPAとはロボットによる業務自動化を指す言葉で、デジタルレイバーとも呼ばれます。


RPAを導入することで、従来のホワイトカラー層の業務をパソコンやサーバー上のロボットに代行させることができます。


現在、金融をはじめ、商社やサービス業など様々な業種を横断して使用されており、業務効率化をはじめコスト削減など多くのインパクトを与えています。


登場の背景


RPA登場の背景には、現在社会問題となっている高齢化とそれに伴う人口の減少が潜んでいます。


日本は、2060年には超高齢化社会を迎えるといわれています。時代と共に減っていく労働の担い手をどう補っていくか、ということを考えてた時に注目され始めたのがロボットに業務を代行させるRPAなのです。


RPAの強み


RPAの強みとしては以下のような要素が挙げられます。


1.辞めない


途中で会社を辞めてしまうことがない。退社にあたっての業務の引継ぎなど、人的コストがかからない。


2.繰り返しに強い


一定の法則性が決まっている業務への順応性が高く、一回業務をインプットしてしまえば、ミスをすることな同じ業務を繰り返すことができる


3.2次的要因による生産性の低下がない


同じ業務内容を繰り返している時に起こりがちな「疲れ」や「モチベーションの低下」などによって生産性が落ちることがない。


プログラミングによる自動化との違い


RPAとよく比較されるものとしてExcelのマクロがあります。


マクロとは、作業手順を記憶させて繰り返すことができるExcelの機能のことで、グラフの作成や数値の自動入力、シートの自動作成などを自動化することができます。「VBA」という拡張機能を用いれば、マクロの機能を最大限に引き出すことができ、Webサイトからの情報収集など、より複雑な作業も行えるようになります。
しかし、VBAを用いるためにはプログラミングの知識が必要となります。


これに対してRPAは、決まったテンプレートやフォーマットに沿って操作をしていくだけで使えるため、ITやプログラミングの知識が無い人でも簡単に扱うことができます。


プログラミングを用いた自動化は「専任者しかわからない」「作った人にしかわからない」というブラックボックス化を引き起こしがちで、RPAを用いた自動化はこうした事態への抑止力にも繋がります。


RPAが得意な業務例


次にRPAが得意な業務例を紹介します。


事務業務


RPAが活躍しやすい業務例の一つとして、Excelによる数値入力、売り上げデータの集計業務、請求書の作成、レポートの作成といった、いわゆる「事務」が挙げられます。


大量のデータを人間が入力する場合、集中力の低下などによりミスが発生することがあります。また、単調な作業を長時間行う場合、疲れなどによって作業効率が落ちる場合もあります。


RPAは、単調な作業であってもミスをすることなく、長時間業務を繰り返すことができます。


データ収集


インターネット上から自社の口コミや競合の情報を日別で収集する、といった「データ収集」もまた、RPAが得意とする業務の一つです。


人の手で毎日収集を行う場合時間がかかる上、ダブりや漏れがでることもありますが、RPAならばその心配もありません。


導入のメリット


RPAを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。


人的ミスの削減


数値入力やデータ収集などは人の手で行うとどうしても抜け漏れやミスが起きてしまいますが、RPAは決められたルールに基づいて業務を行うためミスを起こすことがありません。


コストの削減


企業経営の中で経費の大部分を占めているのが人件費です。


RPAに単純業務を担当させることで、教育コストや採用コストなど人件費を削減することができます。また、単純業務による残業を削減する等、働き方改革にも繋がります。


生産性向上


単純業務をすべてRPAに任せてしまうことで、コミュニケーションが必要な業務やクリエイティブな業務など、より売り上げを生み出す「コア」な業務へと集中することができます。


RPAの種類


RPAは大きく分けてデスクトップ型、サーバー型に分類することができます。


デスクトップ型


デスクトップ型のRPAでは、ロボットがデスクトップ上で稼働します。


1台のパソコンに導入するため、部門や個人レベルでの小規模導入がしやすく、手軽に始められるのが特徴です。導入後の管理に関しても、全社的に行う必要がなく、担当者単位で行うことができます。


サーバー型


サーバー型のRPAでは、ロボットがサーバー上で稼働し、業務を横断的に管理・自動化します。


全社のデータをサーバー内で一元管理できるのが特徴です。


一台のサーバーに対して複数のロボットを稼働させることができるため、大量のデータをさばくことが可能です。


デスクトップ型に対して導入コストが高額である反面、圧倒的な成果を上げることができます。


導入コスト


WinActorやUiPathといった、デスクトップ型のRPAであれば年間数十万から数百万程度で導入が可能です。


Automation Anywhereといった、サーバー型のRPAであれば年間数百万~数千万程度の導入必要が必要となります。


導入の進め方


では、自社でRPAの導入を検討する際にはどのような手順を踏むべきでしょうか。


業務のどこの部分に適用するかを見定める


現状、どこの業務にRPAを導入すべきかを検討します。


検討に際しては、RPAを導入しやすいように業務フローを整えるといった見直しも行いましょう。


また、対象業務の詳細な業務量を割り出し、RPA導入による費用対効果の見積もします。


トライアルの導入


RPAを適用する業務が見つかったら、その業務に見合ったRPAを選択し、トライアルを開始します。


対象業務とRPAの相性などは試して初めてわかることもあるため、その後の本格導入に向けてじっくりと検討をしましょう。


課題の発見


トライアルの成果を踏まえたうえで、良かったことや課題を話し合います。


話し合いに際しては、どれくらいの業務を自動化でき、どれくらいの成果を上げられたのかを明確化し、そのまま導入を進めるか、別のツールをトライアルするかの検討を行います。


導入開始


本格的に導入を開始します。


導入した後も、実際にどれくらいの業務を効率化できているかを観測し定期的な分析や見直しを行います。


まとめ


いかがでしたでしょうか。


RPAを導入することによる多くのメリットがお分かり頂けたかと思います。


PRAを効果的に利用し、業務の効率化を図り自社の働き方改革を推し進めてみてはいかでしょうか。


ここまでお読み頂きありがとうございました。